赤ちゃんの首回りにできるあせもの対処法

2020.05.22肌トラブル
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赤ちゃんの首回り

赤ちゃんの首回りはあせもができやすいところです。

その原因や対処法、予防方法についてご紹介します。

 

赤ちゃんの首にはなぜあせもができるのか

赤ちゃんのあせもは首にできやすいです。

それは一体何故なのでしょうか?

明確な理由はあるのでしょうか?

実はあります。

赤ちゃんの首の皮膚はたるんでいて、しわが何重かになっています。

何重にもなった首のしわの部分に汗がたまりやすいので、それがあせもの原因になってしまうのです。

 

赤ちゃんによく見られるあせもの種類

赤ちゃんのあせも

あせもにはいくつか種類があります。

ここでは、そのあせもの種類についてご説明します。

 

紅色汗疹

一般的に「あせも」と言うと、この紅色汗疹のことを言います。

表皮に汗が溜まってできるのが、この紅色汗疹です。

赤ちゃんが紅色汗疹になると、かゆさをこらえることができなくて掻きむしってしまうことが多いため、注意しましょう。

 

水晶様汗疹

皮膚に水疱ができるのが、この水晶様汗疹です。

角質層に汗が溜まることで、水晶様汗疹ができますが痛みなどの自覚症状が少ないので、自然に治るケースが多いようです。

 

深在性汗疹

真皮という表皮の奥にある組織に汗が溜まることで発症するのが、この深在性汗疹です。

表皮の奥で起こるので、表面に赤みが出ることはありません。

また、日本ではほとんど見られず、熱帯の地域で見られることが多いのが特徴です。

 

首にあせもが出来たときの対処法

首にあせもが出来ても、そこまでひどくない場合には、まずはホームケアをしてみてはどうでしょうか。

ホームケアの内容としては、

・こまめに服を着替える

・空調の調整をする。

・こまめにシャワーを浴びる

などです。

 

首にできているので、衣服は首を覆わないものを選び、素材としては、肌に優しい綿のものが良いでしょう。

 

赤ちゃんの体温は大人の体温よりも高いので、空調には注意が必要です。

冷やしても外気温から-5℃までに抑え、暖かくするときには赤ちゃんが汗ばんでしまうことのないように、赤ちゃんの肌を触って確認をするようにして温度調整をすると良いでしょう。

また、汗をシャワーで洗い流して肌を清潔に保つのも、首のあせもに効果的です。

かいた汗を洗い流すことで肌を清潔に保つことができます。

注意点としては、お風呂に入った後は体温が高くなりがちなことです。

熱がこもってしまうことで汗をかかないように、ほてりを鎮めてから服を着せてあげるようにしましょう。

保湿もあせもケアのポイントなので、お風呂から出た後すぐにすることを忘れないようにしましょう。

 

あせも予防のポイント

あせもの予防

あせもを予防するときのポイントは、「清潔にすること」、「保湿をすること」の2つです。

シャワーで洗い流したり、服を着替えたりすることは、体を清潔に保つ上で大切です。

あせもが出来る前から清潔にしていくことで予防にもつながります。

また、あせもを予防するには保湿も大切です。

バリア機能が発達していない赤ちゃんの肌を守るため、保湿をしてあげましょう。

 

おわりに

赤ちゃんの首回りにできるあせもですが、皮膚がたるんで重なりやすい場所なので、首にはどうしてもあせもができやすいです。

ただ、この対策を事前にしておくことで出にくくすることはできます。

なるべくあせもが出ないように、特に空調調整やこまめな着替えなどをするようにしましょう。

首回りに限らず意識するべきことは、「清潔にすること」と「保湿をすること」です。

しっかりと意識して、赤ちゃんにできるあせもの予防をしましょう。

 

ただ、予防をしていても実際にあせもになってしまうこともあります。

あせもになってしまったとしても、慌てることなく対処するようにしましょう。

 

アトピタ
タグ : あせも 赤ちゃん