赤ちゃんの乳児湿疹はいつからいつまで?

2020.07.30肌トラブル
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乳児湿疹
きれいな赤ちゃんの肌に、いつの間にか赤いまだら模様が。。。

子育てに奮闘しているお母さんやお父さんにとって、乳児湿疹は大きな問題です。

特になかなか治らないときには、いったいいつまで続くんだろう、と気になったり、アトピー性皮膚炎じゃないかと心配になったりするもの。

ここでは、そんな疑問にお答えし、日々のケア方法についてもご説明します。

 

乳児湿疹 いつからはじまりいつ終わる?

乳児湿疹の時期は、個人差はありますが、だいたい生後2週間からはじまって生後6ヵ月ほどには終わると言われています。

乳児湿疹と一口に言っても、これくらいの時期の赤ちゃんに現れる湿疹の総称なので、乳児湿疹には色々な原因があります。

それぞれ原因に合わせた対応をしましょう。

 

気を付けて!乳児湿疹とアトピー性皮膚炎とは違います

乳児湿疹とアトピー性皮膚炎

有名な皮膚トラブルには、アトピー性皮膚炎があります。

乳児湿疹がひどいときは、アトピー性皮膚炎になった?

と勘違いしてしまう方がいますが、乳児湿疹がひどいからといって、必ずアトピー性皮膚炎になるわけではありません。

アトピー性皮膚炎かどうかは、すぐにわかるものではありません。

2ヵ月以上たっても湿疹が収まらないときは、アトピー性皮膚炎の可能性があるので、お医者さんに相談しましょう。

アトピー性皮膚炎と乳児湿疹の見極めには、症状がどこに出ているのかを見ます。

乳児湿疹は、症状が顔を中心に出ますが、アトピー性皮膚炎は全身に症状が出ることが多いです。

 

乳児湿疹ができる理由

赤ちゃんの肌には色々な理由で乳児湿疹ができます。

そのなかでも大きな理由は、皮脂のつまりや乾燥による原因です。

 

皮脂が毛穴に詰まってしまいやすい

赤ちゃんはとても新陳代謝が活発で、大人よりも皮脂が毛穴に詰まってしまいやすいのです。

また、新陳代謝が活発であるというだけではなくて、赤ちゃんの体が小さいことも皮脂が毛穴に詰まってしまいやすい理由のひとつです。

人間の毛穴の数は、実は生まれてからずっと変わらないため、体の小さな赤ちゃんの毛穴は、大人と比べて密集しています。

だから、赤ちゃんの皮脂は毛穴に詰まってしまいやすいのです。

 

水分を保つ機能が弱くて、乾燥しやすい

赤ちゃんの肌は、大人よりも薄くて水分が少ないです。

また、水分量が少ないため、バリア機能も未発達なんです。

そのため、赤ちゃんの肌は大人の肌と比べてとても乾燥しやすいです。

 

皮脂の詰まりや乾燥が原因で、赤ちゃんの肌に乳児湿疹が起きてしまいます。

 

起きてしまった乳児湿疹のケア方法

乳児湿疹のケア

乳児湿疹が起きてしまったら、こまめなケアをしてあげましょう。

まず、大切なのは赤ちゃんの肌を清潔にしてあげることです。

お風呂では、シャワーで汗を流してあげ、石鹸をしっかり泡立て汚れを落としてあげると良いでしょう。

ゴシゴシこすると症状が悪化することがあります。

優しく泡で撫でるように汚れを取ってあげましょう。

また、清潔にするだけではなく、こまめな保湿も乳児湿疹のケアの大切なポイントです。

ローションタイプやクリームタイプなど、色々な保湿剤があるので、赤ちゃんの肌や時期に合わせた保湿剤をこまめに塗ってあげるようにしましょう。

清潔にしたうえで、しっかりと保湿をしてあげることで、乳児湿疹も改善されていくでしょう。

 

おわりに

乳児湿疹の時期には、個人差があります。

赤ちゃんの乳児湿疹がなかなか治らない場合も、焦り過ぎず根気強く対処するようにしましょう。

なかなか治らないときには、アトピー性皮膚炎かな?と思うこともあると思います。

そういうときは、素人判断をせずに、医療機関を受診して医師に相談しましょう。

また、多くの場合は、日々のお手入れをしっかりとしてあげれば、自宅でのケアで十分改善することができます。

赤ちゃんの肌を清潔に保ち、保湿ケアをこまめにしてあげましょう。

アトピタ
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