【乳児湿疹】赤ちゃんの顔にできる湿疹とは
2020.07.02肌トラブル赤ちゃんの顔に急に湿疹ができたら、どうしたらいい?
子育ての中ではそんな風に困ってしまうこともあるでしょう。
そんなときでも、湿疹の原因やケアの方法、もしもの時の治療の流れを知っていれば、落ち着いて対応することができます。
乳児湿疹って?
生後すぐから半年くらいの間に、乳児にできる湿疹が乳児湿疹です。
生後6ヵ月ごろまでの湿疹は原因の特定や判断が難しく、このころの湿疹を総称して『乳児湿疹』と呼んでいます。
乳児湿疹は、主に赤ちゃんの顔・首・頭皮など、顔周りにできるのが特徴です。
アトピー性皮膚炎のように、全身にできることはありません。
乳児湿疹にはいろんな種類があって、赤いぽつぽつができるものから、膿がでてくるものまで症状は様々です。
乳児湿疹の予防やケアをするにはどうしたらいい?
乳児湿疹は、たくさんのお母さんお父さんを悩ませる肌トラブルです。
ほとんどのお母さんお父さんは、なるべくなら予防しておきたいと考えているのではないでしょうか?
乳児湿疹を予防するには、こういったことに気を付けましょう。
こまめな保湿ケアをしましょう
生後3ヵ月が過ぎると、赤ちゃんの肌はとても乾燥しやすくなります。
乾燥性湿疹を予防するために、保湿ケアをこまめにしましょう。
保湿剤は、赤ちゃんの肌に優しいものを選んでください。
保湿剤によっては、添加物が入っていたり赤ちゃんには刺激が強かったりするものもあるので、必ず赤ちゃん用の保湿剤を使いましょう。
赤ちゃんの肌は清潔に
乳児湿疹には、乳児脂漏性湿疹と言われるものもあります。
これは、皮脂の過剰分泌などで赤ちゃんの毛穴に皮脂が詰まってしまうことが原因の乳児湿疹です。
皮脂が詰まってしまわないように、赤ちゃんの肌を石けんの泡で優しく洗ってあげましょう。
常に清潔に保ってあげることで、乳児湿疹を予防することができます。
体温や室温の調整はしっかりと
赤ちゃんは、大人よりも体温が高いです。
なので、大人にとってちょうどいい温度でも、赤ちゃんは汗をかいているということも少なくありません。
汗をかいてしまうことで、皮膚の炎症が起こってしまったり悪化してしまったり。
そんなことを防ぐために、赤ちゃんの体温にはしっかりと気を配ってあげましょう。
赤ちゃんと服の間に手を入れ、汗ばんでいないかを確認するとわかりやすいです。
赤ちゃんが汗ばんでしまわないように、室温や衣服で調整してあげてください。
手を入れたときに汗ばんでいたら、汗を拭いてあげたり、シャワーを浴びさせてあげたりするといいでしょう。
乳児湿疹の治療はどんな感じ?
乳児湿疹は、家庭でこまめにケアをしてあげれば治ることがほとんどです。
それでも、長い間なかなか治らないときには、医療機関を受診するようにしましょう。
よくあるのは、清潔にして保湿をこまめにしてあげるように指導されます。
そのうえで、効果のある塗り薬が処方されるので、医師の指示に従って使用しましょう。
こういった塗り薬は、市販のものでも効果があると謳っているものはあります。
ただ、赤ちゃんの症状が乳児湿疹ではないという場合もあるので、まずは医療機関を受診することが大切です。
おわりに
まずは、乳児湿疹にならないように、しっかりと予防をすることが大切です。
赤ちゃんの肌を清潔にして、保湿ケアを丁寧にしていれば、乳児湿疹を予防することができます。
たとえ、乳児湿疹ができた場合でも、治りが早いでしょう。
乳児湿疹になってしまっても、落ち着いて家庭でできるケアを続けてあげれば、だいたいの場合はすぐに治ります。
それでも、なかなか治らない場合は、医療機関を受診し、薬を処方してもらうようにしましょう。