あせもがかゆくてかいてしまう 予防とケア
2020.05.26保湿ケア暑い時期になるとあせもができやすくなります。
赤ちゃんは体温が高いため、あせもができやすく、
時にはあせもをかきむしって化膿してしまうことも。
そんなかゆいあせもにならないための予防とケア方法をこちらではご紹介します。
あせもの原因は?
あせもができてしまう原因は何なのでしょうか?
あせもは別の呼び方で「汗疹」とも呼ばれます。
その名前がさす通り、あせもの原因は「汗」です。
人間の体は体温調整のために汗を出します。
汗はまず汗腺でつくられます。
その後、汗管を通って汗口から分泌されるのです。
汗口から分泌された汗によって体温調節をすることができるのですが、汗の量が多すぎると汗腺でつくられた汗が汗管でおさまりきらないことがあります。
おさまりきらなかった汗は、本来汗が入り込むことのない他の組織に入り込み異常を起こします。
その結果、発疹や水ぶくれが起こります。
これらの異常があせもです。
あせもを予防するには
あせもの原因は多くかきすぎた汗が他の組織に入り込むことなので、あせもを予防するには汗の量をおさえたり汗をかいた後の対策をしたりすることが大切なのです。
こまめに汗を拭く
汗をかいたらこまめに拭いたりシャワーを浴びたりして清潔にしましょう。
肌を清潔に保つことが大切です。
温度や湿度の管理
室内にいるのであれば、適切な温度や湿度を保てるようにエアコンの調節をしたり、風通しをよくしたりする工夫をしましょう。
屋外にいる時でも、なるべく影になっている場所にいるようにすることがおすすめです。
吸水性・通気性のよい衣服を着る
赤ちゃんは体温が高いため、衣服の中で熱がこもってしまいがちです。
熱がこもり汗ばむことのないように通気性のよい衣服を着るようにしましょう。
かいた汗を吸収してくれる吸水性のよい素材のものもおすすめです。
体温を調整する
わきの下や首のうしろ、ひざの裏や太ももの付け根などは熱を持ちやすい部分です。
ここを冷やすことで、体温の上昇を抑えることができ、発汗を抑える効果があります。
あせものケア方法
予防をしっかりとして気を付けていてもあせもになってしまうことはあります。
あせもになってしまったときのケアはどうすればよいのでしょうか?
肌を清潔にする
予防でもご紹介しましたが、あせもを早く治すためには、肌を清潔にし、
汗をかいたらすぐにタオルで汗を吸い取るようにしましょう。
また、シャワーもあせものケアに有効です。
お風呂は血行をよくしすぎてかゆみを悪化させるおそれもありますので、シャワーをまめに浴びるようにすると良いでしょう。
かゆいところを冷やす
あせもを発症し、かゆくなったところをかきむしることで、悪化してしまいます。
かゆみを抑えるためには、かゆいところを冷やすと良いでしょう。
タオルでくるんだ保冷剤などを使うと効果的ですが、他にも濡れたタオルでかゆいところを拭くようにしても良いでしょう。
塗り薬
あせもがひどい場合は薬を使用することも検討しましょう。
強い薬は副作用がある場合もありますので、使用前に医師や薬剤師に相談しましょう。
また、場合によっては、あせもではなく皮膚病を発症していることもありますので、治りが遅い場合や心配なときは皮膚科で相談しましょう。
おわりに
あせもの原因は、汗のかきすぎによるものです。
普段から、汗をかきすぎないように温度や着る衣服の種類などに気を付けましょう。
あせも予防をしていてもあせもになってしまった場合は、悪化しないようにケアすることが大切です。
シャワーで清潔にしたり、赤ちゃんがかいてしまうことのないようにかゆみを抑えたりとできることはいろいろとあります。
予防もケアも含めて、汗対策をしっかりとし、赤ちゃんが肌をかきむしってしまわないよう気を付けましょう。