赤ちゃんの保湿が大切 保湿はいつからする?
2020.06.04保湿ケア赤ちゃんの肌には保湿が必要です。
お手入れをしなくても「すべすべ」「もちもち」そんなイメージのある赤ちゃんの肌ですが、実際には赤ちゃんの肌はとてもデリケート。
保湿が必要なデリケートな赤ちゃんの肌、いつから保湿をすればいいのかを詳しくみていきましょう。
新生児や赤ちゃんの肌の状態
新生児や赤ちゃんの肌は、角質層が大人の半分ほどしかないため外部の刺激に弱く、大人の肌よりも肌トラブルが起こりやすい肌質です。
生まれてくる前、赤ちゃんはずっと羊水につかっているため、肌が外部の刺激にさらされることはありませんでしたが、産まれると同時に、空気やバイキン、紫外線など、
初めての刺激にさらされます。
だからこそ、お母さんのお腹から出てきて大きく変化した周りの状況に対応するまでの間、非常に弱い赤ちゃんの肌を守ってあげる必要があるのです。
赤ちゃんの肌の状態は、新生児とそれ以降で大きく違いますので、それぞれについてご説明します。
新生児の肌
新生児の肌は皮脂の分泌量が多く、油っぽい肌をしており、脂漏性湿疹が起こりやすい肌となります。
赤ちゃんの肌 (約生後1ヵ月~3ヵ月)
新生児を過ぎた赤ちゃんの肌は、生後3ヵ月にかけて皮脂の分泌量がすくなくなり、乾燥しやすくなります。
また、水分量が少なく、皮膚の厚さが大人と比べて半分しかないため、バリア機能が未熟で乳児湿疹となってしまう可能性が高いです。
生後3ヵ月を過ぎた後も思春期ごろまでは乾燥しやすい肌が続きます。
赤ちゃんに保湿が必要な理由
特に新生児を過ぎた赤ちゃんの肌は乾燥しやすくなっているので、保湿が必要です。
秋や冬は空気が乾燥していますし、春や夏も汗で水分を失ったり冷房で乾燥したりします。
どの季節であっても保湿ケアを十分に行うようにしましょう。
保湿剤を使うときの注意点
大人が使用するような保湿剤ではバリア機能が未熟な赤ちゃんにとって刺激となり、肌トラブルを起こしてしまう可能性があります。
また、ベビー用でも保湿剤によっては、新生児には使うことのできないものもあります。
初めて使用する保湿剤では新生児のデリケートな肌にも使用できるものを選ぶのがおススメです。
ただ、それでも必ず肌トラブルが起こらないというわけではありません。
新たに保湿剤を使う際には、二の腕の内側や太ももの内側に保湿剤を薄く塗りパッチテストをしましょう。
パッチテストで赤ちゃんの肌が赤くなれば、赤ちゃんの肌に合っていない可能性があります。
おわりに
赤ちゃんの肌は弱くデリケートであるため、保湿が必要です。
外部の様々な刺激から赤ちゃんの肌を守るためにも、乾燥しやすい赤ちゃんの肌にたっぷりうるおいを与えてあげましょう。
また、新生児には使うことのできない保湿剤もありますので、保湿剤を選ぶ際には新生児の肌にも使うことのできる保湿剤を選ぶように注意するようにしましょう。