赤ちゃんが乳児湿疹にならないための予防方法
2024.01.15肌トラブル乳児湿疹とは、早くて生後2週間~3週間ほどの赤ちゃんによく見られる肌の症状の一つです。
よく見られる症状とは言っても、なってほしくはありませんし、
親として、見ていて痛々しい乳児湿疹を、よくあるの一言では済ませられないですよね。
ここでは乳児湿疹にならないための予防法をご説明します。
赤ちゃんの洗顔 石鹸の必要性
乳児湿疹のケア方法として、石鹸を使うべきなのでしょうか、それとも使うべきではないのでしょうか。
医師によって、いろいろな意見があるため、正解はありません。
石鹸を使わないほうがいい
石鹸を使わないほうが良いという意見には、石鹸を使うことで必要な皮脂まで洗い流してしまうからという声があります。
過剰な皮脂は肌トラブルの原因となりますが、皮脂そのものは肌の水分の蒸発を防ぐ役割もあります。
必要な皮脂まで流してしまうと、肌が皮膚を守ろうと過剰に皮脂を分泌したり、乾燥しやすくなってしまいます。
そのため、石鹸は極力使わず、洗い流してあげるだけでいいという意見があります。
石鹸を使ったほうがいい
石鹸を使った方が良いという意見には、石鹸を使って毛穴に詰まった皮脂や汚れを落とすことが乳児湿疹に良いという声があります。
乳児湿疹等の肌トラブルのケアは肌を清潔にするということから始まります。
そのため、しっかり石鹸を使って汚れを取り除いたほうがいいという意見があります。
どちらがよいのかは医師によっても意見が違います。
ただ、実際、石鹸を使って乳児湿疹が改善したという声も多くあります。
石鹸を使うかどうかの判断は、パッチテストをしてみたり赤ちゃんの状況を見たりして決めましょう。医師に赤ちゃんのお肌について相談するのもいいですね。
赤ちゃんの顔の洗い方
乳児湿疹に限らず、赤ちゃんの顔は敏感で刺激に弱いので、顔の洗い方には常に気を使いましょう。
正しい洗顔方法の決まりはありませんが、刺激に弱い赤ちゃんの肌を傷つけないために、石鹸をよく泡立てて手ではなく泡で優しく洗うようにするのがオススメです。
Tゾーンなどの汚れが溜まりやすい場所を中心に、泡で汚れを包み込むようにして洗ってください。
泡を落とすときには、ぬるめの弱いシャワーかお湯で湿らせたガーゼで、汚れを包んだ泡を洗い流すようにしましょう。
洗った後はすすぎをしっかり
すすぎも洗顔と同じくらいに大切です。
せっかく丁寧に顔を洗っても、すすぎが十分でなければ汚れが残り、肌トラブルが悪化することもあります。
ぬるめのお湯で湿らせたガーゼや弱めのシャワーで洗い流すときは、丁寧に何度も何度もくり返し、しっかりと泡を落としきれるまですすぎをしましょう。
この時、赤ちゃんの肌を強くこすってしまうと、肌トラブルや乳児湿疹を悪化させる原因になることがあります。
丁寧に優しくすすぎをしましょう。
乳児湿疹のケア方法
乳児湿疹のケア方法は、おおまかに2種類に分かれます。
脂漏性の乳児湿疹か、乾燥性の乳児湿疹かによってケア方法が違うので気を付けましょう。
脂漏性湿疹のケア
新生児など小さいうちに多い脂漏性湿疹は、常日頃からこまめに汗をふいたり、着替えさせたりしてあげてケアしましょう。
脂漏性湿疹は、汗や脂が毛穴に詰まることで起きる湿疹なので、こまめに汗を拭いてケアしましょう。
また、汗だけでなく、よく泡立てた石鹸で余分な皮脂などの汚れを取り除くことも効果的なケア方法の一つです。
乾燥性湿疹のケア
乾燥性湿疹は、保湿を行うことでケアしましょう。
乾燥性湿疹は脂漏性湿疹が落ち着いた後にでてくることが多い乳児湿疹です。
ホルモンバランスなどが安定して、脂漏性湿疹が出にくくなった後は、肌の保湿ケアが重要です。
覚えておきましょう。
脂漏性湿疹が落ち着いた後にでてくることが多い乾燥性湿疹は、皮膚が乾燥することで起こる湿疹です。
ホルモンバランスなどが安定して、脂漏性湿疹が出にくくなった後は、こまめな保湿で肌にうるおいを保つことが重要です。覚えておきましょう。
おわりに
赤ちゃんが乳児湿疹にならないための予防方法。
顔の洗い方やすすぎ、普段からのケアの方法などについてご説明しました。
乳児湿疹は、普段からのお手入れがとても重要です。
赤ちゃんの肌は非常に弱く繊細で、大人に比べるとトラブルが起こりやすいものです。
普段から赤ちゃんの肌のケアをしっかりとして肌トラブルを防ぎましょう。
洗顔は、医師によって石鹸を使うかどうかの判断が違うので難しいところです。
ですが、石鹸を使うことで肌トラブルが起こらなかったり、既に起こっている肌トラブルが治ったりした事例も多くあります。
赤ちゃんの肌に合うのであれば石鹸を使ってあげるのがオススメです。