赤ちゃんのあせもの原因と対策
2023.04.13保湿ケア冬でも要注意!赤ちゃんのあせもの原因と対策
赤ちゃんがあせもになってしまうのは、なぜなのでしょうか?
赤ちゃんは、夏も冬も問わず、あせもになることがあります。
その原因とはなんでしょうか。対策も一緒にご紹介します。
赤ちゃんは大人よりもあせもができやすい?
赤ちゃんは大人よりもあせもになってしまいやすいということをご存じでしょうか?
人間の身体には、2種類の「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」という汗が出てくる汗腺という場所があります。
このうち暑い時に汗をかくなど、体温調節の機能を持つ「エクリン汗腺」は
個人差はありますが、200万個から500万個ほどあります。
エクリン腺の数は、大人だから多い赤ちゃんだから少ないということはありません。
大人でも赤ちゃんでもこの汗腺の数は同じです。
汗腺の数は同じでも身体の大きさは違う。
それが、赤ちゃんが大人よりもあせもになりやすい原因です。
小さな身体に高密度で汗腺があるので、赤ちゃんは汗をいっぱいかいてしまうんです。
赤ちゃんのあせも対策
赤ちゃんのあせも対策をするうえで、絶対に知っておきたいのが、肌を清潔に保っておくことが一番の対策だということです。
汗をかいた肌をそのまま放っておくことが原因で、あせもになってしまいます。
部屋の温度は赤ちゃんに合わせる
暑い夏は涼しく、寒い冬は暖かく。
赤ちゃんがいる、いないに関係なく、大人でもエアコンなどで温度調整をすると思います。
ただ、赤ちゃんがいる場合は、赤ちゃんの体温が大人の体温よりも高いということを考えて温度調整をする必要があります。
大人の感覚で部屋の温度を調整していると、適温だと思っていたのに赤ちゃんの肌はじっとりと汗ばんでしまっているということがあります。
赤ちゃんの適温がわからない場合は、肌と衣服の間に手を入れて体温を確かめるようにしましょう。
衣服は汗を吸収しやすいものや乾きやすいものを
大人よりも汗をかきやすい赤ちゃんの肌。
汗をかかないようにすることも必要ですが、かいた汗をそのままにしないために吸湿速乾の素材の衣服を着せてあげることもオススメです。
かいた汗をすぐに吸収し乾かしてくれる素材の衣服を身に着けておくことで、あせもになってしまうことを予防することができます。
衣服をこまめに取り換える
冬でもこまめに交換をするということはとても重要です。
赤ちゃんが汗ばんでいたり、おむつを替えるタイミングなど、赤ちゃんの様子をみながらこまめに交換してあげましょう。
汗をこまめに拭きましょう
衣服を着せ替える際に、シャワーを浴びたり濡れタオルで拭いたりして、肌についた汗を取り除きましょう。
肌や衣服が汗になるべく接していない状態をつくることで、あせもになることを防ぐことができます。
新しい衣服に着替える前に、「乾かすこと」「保湿をすること」は毎回しっかりと行いましょう。
汗を拭いてあげる際に必要な皮脂も一緒に取ってしまう可能性もあるので、保湿ケアも十分に行って、肌トラブルを防ぎましょう。
赤ちゃんの肌は大人の肌よりもとても弱いということを忘れないようにしておくことがポイントです。
汗を拭いた後の保湿ケア
汗を拭いた後の保湿ケアは、肌トラブルを起こさないために重要です。
夏もそうですが、乾燥しやすい冬の保湿ケアは特に重要です。
オイル・クリーム・ローションと様々なタイプの保湿剤がありますので、季節や赤ちゃんの肌の状態に合わせて、適切な保湿剤を選んで乾燥対策をしてあげるようにしましょう。
おわりに
赤ちゃんのあせもの原因と対策についてご紹介しました。
赤ちゃんは大人よりも汗をかきやすく、夏でも冬でもあせもになってしまいます。
あせもになってしまうとかゆくなり、我慢できずに掻きむしってしまうことがあります。
あせもを掻きむしって悪化してしまうと、赤ちゃん自身も痛いですし見ている親としても辛くなってしまいます。
そうならないために、まずはあせもにならないための対策をしっかりととってあげるようにしましょう。